本作品の世界

本作品の世界は現代とさほど変わらない、そして時代背景も変わらない世界。
唯一変わる物は1950年代後半に世界の公共交通機関等に「擬人」と呼ばれる人型をした「機械の魂」が現れたこと。
擬人の発現したものは擬人なしには動くことがなく、動かすには擬人がそれに同化、憑依することでしか稼動することができないため、世界では混乱が起きた。

国連はこの事態に関して1963年に加盟国の有識者などを集め研究部会を設置、各国も研究機関を設立する運びとなった。
また、世界では発現した擬人の扱いを巡って様々な事件や、悲劇的な事故が多数起こったため。1966年の人権委員会にて擬人の人権保護を目的とした法案や憲章が採択された、また先進国ではその国に則した個別の法律が制定された。
しかし、一部ではその後も擬人を排斥しようとする動きやそれに関連したデモやスト、事件事故などが起こっている。

1973年に国連の研究部会のまとめた擬人に関する第一回報告書では

・公共交通機関等すべての機械に擬人が発現することはない、またその確率は未だ不明である。
・擬人の発現理由、発現条件はいまだ解明できていない。
・擬人は人類を殺傷を目的とした物への発現は限りなく低い。
・擬人は稀に自分の同化・憑依した物で事故が起こった際、自らの命を糧として子供を蘇生することがある。

と報告されている。

200x年現在もこの状況にあまり変化はない。